超人への道

頑張らずに努力する方法を示します。

【完全版】オール5が取れる学校の勉強の仕方を紹介!(問題集が無い場合) 小学校、中学校、高校、大学で通用します。

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 はじめまして、出川ルイと申します。目次を見て、興味を持った章から読んで下さい。キーボードのHomeを押せば、ページ上部に移動します。

 

1.筆者の信頼性

1.1.中学校

・中学校3年間でオール5を4回。

・中学校1,2年生は定期テストで学年で1番。

・3年生はテストの点数が下がって上位11位以内。

・愛知県の公立高校の中で学力が1番高い高校に入学した。

 

1.2.大学

・研究室選びで良い成績が必要な学期では、8割以上のテストの点数をとった。

・家庭教師をしていて、テストの点数が3割の生徒を5割にした。

 

 成績はコチラで公開している。

sekaiwokaeyo.hatenadiary.com

 

 以上より、私の学力がある程度高いと分かって頂けただろう。よって、これから紹介する勉強の方法は、ある程度信頼性が有るだろう。

 

 この方法は、テストの点数が3割以上の人を9割にする方法であると推測している。実際に試して結果が出たら教えて下さい。

 

 

2.勉強の方法

・勉強は問題を解くのがメイン。

 テストの点数を上げるには、より多くの問題に正解すれば良い。そのためには、テストに出る問題を予想し、多くの問題を用意し(どのくらいの問題を解くかは後述する。)、正解できていれば良い。

 問題を解かず、ノートを見ているだけの人は多い。しかし、これは非効率な勉強方法である。ハンドボールを30メートル投げたい時、ソフトボールで30メートル投げて、満足しないだろう。ノートを見て理解したつもりでも、ノートで見た問題がテストに出た時に、答えれない人は多いだろう。

 練習の時(普段の勉強)は本番(テスト)と同等かより難しい方法で確認すべきである。つまり、問題を解いて、理解できたか確認する。

 

・どのくらいの難易度の問題を解けば良い?

 どういう問題を解けば良いか。問題の難易度を易しい順に述べる。

1.選択肢問題

例:どちらか選べ。

a.導管は茎の内側に有る。

b.導管は茎の外側に有る。

2.穴埋め問題

例:導管は茎の( )に有る。

3.論述問題

例:導管が茎の内側に有る理由を述べよ。

 

 テストにどういう問題が出るかで決めれば良い。たいていは穴埋め問題を解けば良い

 選択肢問題は曖昧な理解で解けるので、記憶の定着が悪い。普段の勉強で解けても、テストでど忘れする。よって、普段の勉強ではなるべく解かない。

 論述問題は解くのに時間がかかるので、テストに出ないなら解かない。

 

・問題の答え方

 与えられた問題にどう答えるか。理解度の浅い順に述べる。

1.答えを頭に思い浮かべ、解答を見る。

2.答えを口に出して、解答を見る。

例:テスト前の時間に友達どうしで問題を出し合う。

3.答えを書いて、解答を見る。

 1や2の方法では、いざテストで答えを書く時にど忘れしたり、漢字がわからなかったりする。

 よって、3の方法にするべきである。テストと同じ方法で確認した方が良い。

 

・NGな勉強方法

 NGな勉強方法とその根拠を次に述べる。

1.ノートや教科書などを見返す。 

2.ノートや教科書などにマーカーを引く。

3.ノートや教科書などをまとめる。

 これらの勉強をして終わっていないだろうか。

 家に帰ってから1から3をする人は多いだろう。しかし、これで勉強した気になるのは間違いである。家に帰ってからではなく、授業中にする。隙間時間にマーカーを引いたり、板書するのと同時にまとめる。家に帰ってからは、問題を解いて、理解できたか確認する。

 また、きれいにまとめる必要は無い。線で囲ったり、色をつけたり、形を整えるのに時間を浪費する

 1から3だけで勉強を終わってはいけない。また、これらの勉強は授業中に終わらせる。家では問題を作るのと復習に専念する。

 

 

3.問題集が無い時は自作ノートを作ろう

3.1.授業中には何をする?

・授業用ノートの書き方

 私の中学校と大学の時のノートは次に示す。

 

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(上が中学校の時のノート、下が大学の時のノート)

 

 正確に板書する(黒板に書いてある内容を正確にノートに写す)のは非効率である。ノートには次の点を意識して書く。

1.先生が間違えた漢字や黒板に書かれているレイアウトをそのままノートに写すのは、思考が停止している。黒板に書かれている内容を自分なりに整理してノートに書く。

 先生の説明が不十分または冗長なら修正して書く。既に理解している内容は書く必要は無い。

 板書して満足するのではなく、授業中に理解するのがゴールである。家に帰ってから理解してからは遅い。

2.先生が大事と言った知識には赤色の印を、自分が大事だと思った知識には青色の印をつける。家に帰ってから、ここから問題を作る。

3.教育哲学者の宇佐美寛氏は次のように言う。

「この石は固い」ということを知っているとは、何を知っていることなのだろうか。「もし、この石をガラスにぶつければ、ガラスは割れるだろう。」「もし、木片とこの石とをこすりあわせれば、木片にきずがつくだろう。」「もし、この石で頭をなぐれば、痛く感じ、こぶができるだろう。」・・・・・・等々を知っているということにほかならないのである。もし、このような「もし・・・・・・したならば・・・・・・だろう。」を何一つ知らないのだとしたら、「この石は固い。」ということを知っているとはいったい何ごとであろうか。(宇佐美寛『大学の授業〔新訂版〕』東信堂、2012年、126ページ)

 正確に板書したとき、あなたは何を知ったのか。何を理解したのか

 

 書く時間は遅いので、黒板に書かれる文字は、説明が省略され抽象的になり易い。そのため、先生が書いている最中か、ある程度書き終わってから、補足説明する。また、それに関連した話をする時も有る。それをノートに書き留める。私はページの右に欄を作って、そこに書いていた。

 大学の時のノートを使い、具体例を述べる。ノートの右ページに「活性汚でい法」と書いた(時間短縮のため「泥」を「でい」と書いた)。汚れの指標にCODというのが有り、その正式名称がわからなかったので、その場でスマホで調べて書いた。英語の略語は正式名称を知ると理解が進む。

 CODの例として、CODの説明の右横に、先生は「ラーメン」や「泳げる」などと黒板に書いた。その時にレイアウトを変更し、CODの説明の下に書いた。「ex」は私が勝手に書いた(例(example)を意味する)。

 また、先生が琵琶湖や金閣寺の池のCODを口頭で言ったので、それを右の欄に書いた(「金閣寺の池」と書かなくてもわかるので「金閣寺」と書いた)。

 CODの例を書かなかった場合、あなたはCODの何を知ったのか。何を理解したのか。上の文章で、具体例を読む前後でどのくらい理解が深まったか。授業中はできるだけたくさん具体例を書く

 このように説明を補足し、レイアウトを変えて、ノートを書きながら理解する。

 

 教科書や資料集は常時開き、ノートの横や下に置く。空いた時間にそれらを見て、説明を補足する。

 授業中は休んでいる暇は無い。家で勉強しないつもりで授業に臨む。

4.それでも理解できないなら、理解できない箇所に「?」と書き、授業後すぐに先生に聞きに行く。聞きに行けないなら、ルーズリーフなどの紙に理解できない内容を書く。その時に、教科書やノートのページ数を書く。そして、後日聞く。



・どこまで理解するの?

 私の受けた定期テストや入試では、知っている(理解している)とは言えない知識を問われてきた。おそらく日本の教育の問題であろう(私が改革する)。

 CODを例にとる。

 

 CODとは、汚れている液体に( )を入れ、吸着した( )の量で汚れを判断する指標である。

 

 この問題で( )に何が入るかを答えれば良い。ここまで理解できれば良い(理解していると言えるのか)。CODの正式名称やラーメンや琵琶湖が何ppmかわからなくても正解できる。

 さらに言えば、CODの他に汚れの指標は有るのか、どういう酸化剤(ノートにはoxiと書かかれている。)を入れるのか、どうやって計算するのかなどの質問に答えなくても正解できる。

 これらの疑問を解決するのには時間がかかる。現状では他にも覚える知識が有るので、特に疑問に思った時に調べることになってしまう。

 

 他の例を出す。中学校で「一般に気孔は葉の裏側に多い。」と習う。これだけ覚えるのは悪い。なぜ多いのかという理由まで覚える。ヤフー知恵袋(「植物の気孔について、質問です。2019.6.1アクセス)に「表は光合成をしているのでスペースが無い」という趣旨が書いてある。これが正しいかわからない。しかし、ここまで覚えれば、自作ノートを作らなくても「一般に気孔は葉の( )側に多い。」という問題に正解できる。

 自分が既に知っている知識と結びつけて欲しい。ここまですると、暗記する量が減るし、理解が深まる。

 

 もう一つ例を出す。中学校で「導管は茎の内側、師管は外側にある。」と習う。なぜ導管が内側なのか。ここまで理解したほうが良い。私は、当時「栄養より水を運ぶ方が重要である。内側のほうが損傷しにくく安全である。よって、導管は内側にある。」と解釈していた。事実か不明だが、ここまで覚えれば、自作ノートを作らなくても「導管は茎の( )側に有る。」という問題に正解できる。

 今、検索する。理化学研究所の出村拓氏は「茎の肥大成長(茎が太くなること)と関連があるのかもしれません。」と言っている。しかし、「理由は実のところよくわかってい」ないらしい。

(「道管はなぜ内側なの?2019.6.1アクセス)

 本当に興味が有るなら研究者になって欲しい。先人が発見した知識を覚えるだけでなく、自分で発見するのが学問の魅力である。

 

・理解できないことの調べ方

 理解できない場合は次の方法をとる。それぞれに利点が有るので使い分ける。

1.平均点以下の人は基礎知識以外は無視する。

 難しい内容まで理解するのではなく、基礎知識を理解するのに集中する。基礎知識が理解できないなら以下の方法をとる。

2.ノートや教科書、資料集を見る。

 簡単なので、初めに取り掛かる。簡単に調べて分かる内容を人に聞いて、その人の時間を消費するのは悪い。常に人に頼れるかはわからないので自分で調べる癖をつける。

 

 次の3から6は、相手が答えれる可能性が高いなら聞きに行く。聞いたが、結局わからないのでは時間を無駄にする。

3.家族に聞く。

4.クラスの友達に聞く。

 すぐに聞けるが、答えれない場合も多い。クラスに一人、質問できる関係を作ると良い。

5.学校の先生に聞く。

 授業後や放課後に聞ける。6よりも聞く機会は多い。

6.家庭教師、塾の講師などに聞く。

 

 テストの点に大きく結びつかない内容なら次の方法をとる。

7.未来の自分に調べさせる。

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 このように、ルーズリーフなどの紙に理解できない内容を書く。その時に、教科書やノートのページ数などを書き、どこで理解できなかったか分かるようにする。。

 空いている時間や数週間後に再考すると良い。

 

8.大学の教授などの専門家に聞いたり、本を読む。

 本当に気になる内容は、手始めに本を読むのが良い。休日を使うと良いだろう。

9.将来自分で研究、調査する。

 既存の知識を暗記するだけでは面白くない。自分で研究、調査して、新たに発見できると楽しい。学校で暗記する知識は、先人が獲得した知識である。多くの場合、他人が体験するより、自分が体験したほうが面白い。サッカーを観戦するより、自分がしたほうが楽しい。音楽を聴くより、自分が演奏する方が楽しい。ぜひ、自分で研究、調査して、新たな知識を獲得して欲しい。

 

3.2.自分で問題を作る!

 テストに出る問題を予想して、多くの問題を用意する時、問題集を使用したほうが良い。

問題集が無い場合は自分で作るしかない。

 コチラの記事で作り方を紹介している。

sekaiwokaeyo.hatenadiary.com

 

3.3.復習の仕方

・制限時間の決め方

 問題を解く制限時間はテストの時間によって求まる。定期テストが60分有り、見直しの時間を差し引いて、問題数で割れば、大体の時間がわかる。

 しかし、こう考えなくても、語句を問う問題は1分程度で良い。この問題に時間がをかけ過ぎると、他の文章問題などが解けなくなる。長考するならば解答を見る。

 慣れてこれば1教科約10分でできる。私はその日の授業の約5教科を1時間以内に終わらせていた。

 

・答え合わせの仕方

 問題を解いただけでは知識は定着しない。答え合わせをし、間違えていたらその理由を理解し初めて知識が定着する。1日かけて模試をしても、答え合わせをして理解しないと記憶は定着しない。学力は上がらない。

 しかし、答え合わせをする気がおきない。それはなぜか。面倒くさいからである。復習するときは、1問解いたらすぐに解答を見る。ただし、他の問題と関連していて、ヒントを与えるなら、一通り解いてから解答を見る。国語の読解問題などがそうである。

 

・問題を解いたら印をつける

 問題を何回か復習する人は多いだろう。しかし、正解した問題を解きなおすのは非効率である。そのため、問題を解いた時、正解か不正解かなどで、私は次のように印を決めている。

○:正解し、テストに同じ問題が出る時も正解する自信が有る場合。

△:正解したが、テストに同じ問題が出る時に正解する自信が無い場合。

\:不正解した場合。

×:不正解し、その日に解きなおして正解した場合。復習で問題を1教科分(多いなら約10問)を解き解答を見て理解したら解きなおし、正解したら\に/を加えて×にする。正解できるまで解きなおす。平均点より低い人はこの作業を必ずすべき。一度でも正解できないのに次回の復習で正解できる可能性は低い。

 ○の場合、復習したときに正解したので、テストでも正解すると仮定している。私の経験からこの仮定は正しい。

 ×や△をつけた問題はテストで正解できるか怪しい。そのため、何回か復習するだろう。しかし、何回復習すれば良いかわからない人もいるのではないか。私は次回以降の復習で○○か△○がつけれるならその問題はテストでも正解すると仮定している。私の経験からこの仮定は正しい。つまり、1回不正解だった問題は、日を改めて2回以上解きなおす必要が有る。

 記憶力に自信がある人は一度理解すればテストでも正解できるだろう。しかし、記憶力が低かったり、テストの点数が低い人はこの方法を試して欲しい。 

 

・復習のタイミング

 エビングハウス忘却曲線を元に復習のタイミングを決めれない。なぜなら、この実験ではアルファベットの無意味な音節を覚えさせているからである。学校で習う知識は相互に関連し合っている。よって、より長い間記憶が定着する。

 復習するタイミングは経験則で決めるしかない。多少個人差は有ろうが、参考にして欲しい。

1回目:問題を作ってから1週間後。

2回目:問題を作ってから2週間後。

 遊びなどで1日復習するタイミングがずれる時が有る。その時は、1回目の復習の方が優先順位が高い。7日が8日になるのと14日が15日になるのとどちらが問題かは自明だろう。目安として、1回目は1週間±1日後、2回目は2週間±3日後に復習する。

 そのために、復習した時の日付を必ず記入する。これは非常に重要である。記憶の薄れ具合は時間の経過にほぼ依存する。復習のタイミングがずれた時、日付を元に復習する優先順位を決める。

3回目以降:テスト前。もしくは、問題を作ってから2から3か月後。

 私はテスト勉強を1日に何時間もしたくなかったので、1か月前から、普段の復習とは別に1日約30分勉強していた。記憶の定着を長引かせるために、3回目以降は1か月の中でなるべく間隔があくようにする。

 

 なるべく復習する回数は少ないほうが良い。そうでないと、予定が複雑になる。

 以前、3日後にも復習していたので、その日に自作ノートを作り、3日前、1週間前、2週間前の復習をしていた。3日前の教科はその日の教科とたいてい違うので、新たに違うノートや教科書を出したり、土日を挟むので面倒くさい。

 しかし、その日に自作ノートを作り、1週間前、2週間前の復習をするならば、同じ教科の復習で済む。なるべく頑張らないように、継続的に楽に努力できるシステムを作ったほうが良い。

 より良い復習のタイミングを知っている人は、ぜひ教えて下さい。

 

 その時の正解率は次の数字になると良い。

1回目:2から4割

 5割以上だと、作った問題が易しい。次作る時により難しくする。(問題集を始めて説く場合もこのくらいの正解率が好ましい。)

 1割以下であれば、問題が難しいか、理解不足である。問題の難易度はテストで判断できる。もう一度テストを見直して作り直して欲しい。理解不足の場合は要注意である。理解の仕方を改善しよう。

2回目:復習する問題の7から10割

 6割以下だと、前回不正解の問題の理解が甘い。理解の仕方を改善しよう。

3回目:復習する問題の7から10割。

 2回目と同様の理由。3回目するだけでも、テストで7,8割とれる。

4回目以降:復習する問題の10割を目指す。

 テストの目標点による。復習で9から10割正解できていれば、テストで9割とれる。

 

・復習にかかる時間

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 学生は1週間を最小単位として、同様の生活を繰り返している。よって、中学生の時は、このスケジュールを作って、その通りに行動していた。こうすると、毎日の予定を立てる時間が減る。(私のように歯磨きの時間まで書く必要は無いだろうが。)

 私は進研ゼミと自分で作ったノート(自作ノート)を使用していた。学校から帰ってから18時くらいに、復習を約1時間していた。1教科に約10分かけていた。

 ちなみに、この写真の中の「チャレ」が進研ゼミをする時間で朝30分間していた。

 

3.4.自作ノートのデメリット

1.現時点で中学校2年生だとすると、1年生の履修範囲の全ての問題を作るのは避けた方が良い。問題を作るのに時間がかかるからである。この場合は問題集を利用したほうが良い。問題集が無い場合は、重要な内容のみ自作ノートを作る。

 学校で履修した内容をその日に復習する分には、1時間程度でできるので問題無い。しかし、適切な問題集が有れば利用するべきである。自作ノートは問題集ではカバーできない内容を補足する程度にしたほうが良い。

2.数学や国語の読解問題などの文章問題(文章の答えを書く問題)は、自作ノートを作るのが大変である。この場合は問題集を利用したほうが良い。



4.さあ行動しよう!

・自作ノートの使い方

 環境によって、自作ノートの使い方は異なる。

 問題集が有って、定期テストで9割以上の点数を取りたい場合。小中学校など。

1.私は小中学校の時、進研ゼミを使っていた。多くの問題集は章の初めに語句がまとめてある。進研ゼミも同様であった。よって、語句を問う問題が少なかったので、自作ノートを作った。語句は自作ノートを作るのが有効である。

2.中学校の履修内容は全国どこでも同様だろう。よって、問題集で授業を概ねカバーできる。しかし、それでも問題集だけではテストで9割以上とるのは厳しい。授業中、先生が大事と言った知識や自分が大事だと思った知識に対して、自作ノートを作れば9割以上とれる。

3.中学校では、定期テスト以外にも朝行われる小テスト等でも内申点は決まる。自作ノートで普段から復習していれば、そこでも高得点が取れる。

 

 問題集が有って、定期テストで7割程度の点数を取りたい場合。高校など。

1.問題集だけでも7割程度の点数はとれるだろう。高校の場合、大学受験で一般入試を受ければ内申点は無関係である。7割程度の点数で十分である。定期テストでは入試では出てこない問題も存在する。よって、その問題を正解するのに勉強するのは非効率である。

 大学受験を目的として、日々勉強して、定期テストでは基礎知識をおさえて7割程度の点数をとるのが最適であろう。

2.英語の単語帳などは何回も繰り返すと場所で覚えてしまう。それを防ぐために、何回も間違えた問題だけ、自作ノートを作ると良い。

 

 問題集が無い場合。大学など。

1.私は大学の時、生命科学部で化学を専攻していた。私の授業では授業の内容をカバーする問題集が無かった。よって、自作ノートを作るしかなかった。問題集が無い場合は自作ノートが有効である。

 

・リスクを最小限にする。

 私の勉強法以外にも多くの勉強法が有る。他のネット記事や本などを見て欲しい。それらの中で、どれが優れているか順位をつけ、実際に1つだけ試して欲しい。効果が出そうでない方法を試すのは愚かである。また、複数の方法を試すと、どれも中途半端になる。初めのうちは、1つだけを完璧に真似した方が良い。

 ピカソは「凡人は模倣し、天才は盗む」と言う。優れた勉強法だと判断したら、盗むように正確に真似して欲しい。

 

 その時に必ず計測する。前回のテストと比較して今度のテストの点数が高ければ、その勉強法は良いと分かる(肌感覚で分かるなら計測しなくても良い)。

 しかし、テストの間隔は2か月くらい空いていて、今度のテストで点数が同じくらいまたは低くなれば2か月が無駄になる。これはリスクが大きい。

 よって、リスクを最小限にすべく、もっと短い期間で判断した方が良い。テストの問題形式と同様にして自分で小テストを作り、1もしくは2週間前の勉強範囲の小テストを作り、現在の学力を計測する。また、新しい方法を試してから、1もしくは2週間後に小テストをして学力を計測して比較する。ここで点数が高ければ、その勉強法は良いと分かる。

 ただし、小学生前半くらいの若い時期は理屈無しで覚えれる場合が多い。例えば、九九はそういう理由から小学校の前半に覚える。この場合、2週間ぐらいは覚えているが、1か月経つと忘れる。この傾向が有る人は間隔を1か月空けて計測する。私の教え子の高校生はこの傾向が有った。

 

 リスクを最小限にすべく1教科だけ新しい方法を試す。全教科試して、すべて点数が低くなるのはリスクが大きい。

 ここで理科か社会のどちらかを選ぶ。これらは、数学や英語と違い、知識の積み重ねが少ない。今まで習った知識が乏しくても、効果が表れやすい。

 

 私の勉強方法で効果の現れやすさ(コスパの良さ)を軸に順位を決めると次のようになる。(同じ数字では順不同。)

1.答え合わせの仕方を改善する。これはすぐにできる。

1.授業用ノートの書き方を改善する。

1.制限時間を改善する。語句を問う問題は1分にしよう。

2.理解の仕方を改善する。ノートに書く時や復習する時に意識しよう。

2.自作ノートを作る。つまり、問題を解いて理解したかを確認する。

3.復習のタイミングを改善する。復習のタイミングは個人差が大きいので、調節が大変で時間がかかるだろう。最適なタイミングを見つけて欲しい。

 

・勉強の戦略

1.1教科に絞って、新しい方法を試して、効果の有無を確認する。

2.効果が有れば、1教科だけ高得点をとる。自分の勉強方法を他人が干渉しないなら、他の教科の点数が下がるのは厭わない。1教科さえ高得点をとれれば、他の教科に応用できる。

3.他の教科に応用して高得点をとる。

 

5.通信教材を使うのも一つの手

 私が中学校で使った問題集は、進研ゼミと学校で買った問題集(社会と数学と新研究)と過去問だけである。

 現在はアプリでも勉強できるだろうが、中学生で問題集を使いたい人は、進研ゼミやZ会などを使うのも一つの方法である。 

  進研ゼミ中学講座はコチラ

 

・進研ゼミのデメリット

1.良い問題集を買う力は育たない。高校に入ってから、最初は困るが、問題集を見極める目は段々ついてくる。

 そうは言っても、塾よりは考える力が育つ。塾は強制的に勉強はできる。逆に言えば、自主性が育たない。

2.お金がかかる。

 月に6000から7000円かかる。それでも塾よりは安い。塾の平均の月額費用は2万円弱である。(年間費用は約20万円。)

(「受講費・受講システム|進研ゼミ中学講座、「中学生の塾の料金はいくらかかる?平均費用や月謝の相場を知る(2019.6.1アクセス))

 

以上。

 

 冗長な文章を避けるために常体を使いました。

 意見、反論、クレーム、要望が有ればコメントして頂けたら幸いです。宜しくお願い致します。