超人への道

頑張らずに努力する方法を示します。

イエスマンを卒業しよう!水掛け論でなく建設的な議論をするための批判の方法

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こんちはー、出川ルイです!!

 

「批判はしない方がいいと思う、、、」

「批判すると誰かが傷つく(~_~;)」

このように、批判には良くないイメージを持ってるかもしれせん。

しかし、批判の仕方を覚えると大きなメリットがあるのです!

 

今回は、批判のメリットや批判の仕方を紹介します('ω')ノ

ぜひ、みなさんに批判の仕方を覚えて欲しいです!!!!^_^

 

目次を見て、興味を持った章から読んで下さい!

アイキャッチ画像:Photo by Amy Hirschi on Unsplash

 

1.批判と誹謗中傷は別物!

「批判ってしないほうがいいんじゃない、、、?」

「誹謗中傷された相手は傷づくんじゃない??」

 

みなさんの中でこう思う人は多いのではないでしょうか??

誹謗中傷で芸能人が自殺したという悲しい事件もありました(~_~;)

 

ただ、これから説明する「批判」は「誹謗中傷」とは全くの別物です!

 

「誹謗中傷:根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけること。」

「批判:人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。」(デジタル大辞泉

 

「誹謗中傷」は、相手を傷つけようとするネガティブな行為です。

絶対にするべきではありません。

対して、「批判」は、物事を改善しようとするポジティブな行為です。

 

この定義を押さえたうえで、この先を読み進めてください('ω')ノ



2.批判のメリット

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(Photo by Chris Ainsworth on Unsplash

「批判するなんてデメリットしかないんじゃない?」

 

このように、批判について悪いイメージを持っている人は多いですが、批判の仕方を覚えると大きなメリットがあります!

(批判の仕方を覚えても、多くの場合批判しない方がいいです。これについては後述します。)

今回は3点のメリットを紹介します!

 

2.1.新しいアイデアを作れる

「みなさんスマホを持ってますか?」

現在スマホを持っている人はたくさんいますが、100年前にスマホはありましたか?

スマホだけでなく、みなさんの身の回りには。昔なかったものがたくさんあります”!

 

僕が一番賢いと思っている宇佐美寛さんは次のように言います。

「学問上、意義ある業績の本質は、それまでの他者の業績に対する否定・批判である。少なくとも、ある部分に対する否定・批判である。」(宇佐美寛『作文の教育東信堂、2019、pⅶ)

 

地動説も天動説を批判して、現在は定説になっています。

 

スマホなどのテクノロジーも同様に、既にあるものを否定・批判して、新しいものが生み出されているわけです。

 

みなさんは、学校や会社で、新しいアイデアが必要とされる時があるでしょう。

その時に、批判の仕方を覚えていれば、新しいアイデアを作ることができます!

 

世の中にはまだまだ解決されていない社会問題があります、、、

(僕が関心のある社会問題はこの記事をご覧ください。)

ぜひ、みなさんが批判の仕方を覚えて、世の中を改善して欲しいです!!!

 

さらに、新しいアイデアを出せば、評価されることもあります。

 

例えば、もうすぐ学校で文化祭があるとしましょう。

そして、クラスで文化祭の企画についてアイデアを出すことになりました。

 

お化け屋敷の案が出ましたが、あなたはいまいち乗り気ではありません。

その時に、お化け屋敷の欠点を把握して、それよりも良い案を提案すれば、あなたの案が通るでしょう。

(この場合、オブラートに包まずにお化け屋敷の欠点を指摘すると、嫌われるかもしれないので、言葉遣いに気を付けたほうがいいです。

そして、リーダーになって文化祭を成功に導けば、クラスからの評価が上がります。

異性にアピールもできるでしょう^_^

 

2.2.騙されない

「これを塗れば肌がきれいになる!」

「この薬を飲めば身長が伸びる!」

YouTubeや週刊誌でこのような胡散臭い広告を見た人は多いはずです。

あなたはこれが間違いだと判断できますか?

友達が実践しようとしていたら、「やめといたほうがいいよ!」と言えますか?

 

残念ながら、世の中にはあなたを騙す人がいます( ;∀;)

しかし、批判の仕方を覚えれば、こういう胡散臭い情報に騙されなくなります!

 

他にも、もっと巧みな騙し方をする人もいます。

騙そうとしなくとも、間違った考えを発信しているときもあります。

批判の仕方を覚えれば、こういう時でも正しい情報を選択できます!

(僕のブログも間違えている情報があるでしょう。批判の仕方を覚えて鵜呑みにしないでください。)

 

僕は高校生の時まで批判の仕方を知りませんでした。

僕は高校生の時、テストの点数が低く、なんとか成績を上げようと試行錯誤していました。

そんな時、先生の紹介で勉強法の本を読みました。

その本の中で良さそうな方法があったので、批判せずになんとなく試しました。

 

たいていの場合、効率の悪い方法で、なかなか点数が上がりませんでした(~_~;)

その方法を信じて実践したのに、うまくいか騙された気持ちになりました。泣

 

批判の仕方を覚えれば、騙されず正しい情報を選択できます!!!

(何事も信じずに、どの情報が正しいのか自分で判断するのが一番です。)

 

2.3.大切な人を正しい道に進ませる

もしあなたの家族が怪しい宗教に入ろうとしたり、高額な壺を買おうとしていたらどうしますか?

 

このような時に、あなたは何もせず黙ったままでいますか?

批判の仕方を覚えて、上手に交渉すれば、家族が間違った道に進むことを止めれるでしょう!

 

また、会社で働けば、上司や社長が間違った経営判断をするかもしれません。

ここでより良い代案を示せば、評価が上がるでしょう!

また、リストラや倒産の危機を防ぐことも可能です。

 

批判の仕方を覚えれば、周囲を説得するのにも役に立ちます!



3.批判の方法

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(Photo by niu niu on Unsplash

「議論すると、たいてい平行線になるんだけど、、、」

「何について議論してるかわからなくなってきた(~_~;)」

 

正しく批判できない人と議論すると、よくこうなります。

(そういう僕もたまにこうなります。まだまだ実力不足です。)

 

例えば、YouTubeホリエモンさんとヨビノリのたくみさんが議論している動画があります。

この動画内で不毛な議論をしているので、お時間がある方だけご覧ください。

 

批判の仕方は3つのステップだけなので、とても簡単です!

 

3.1.必ず引用する

批判するときは、初めに必ず相手の発言を引用してください。

ほとんどの人はこれができていません!!!

引用せずに、相手がなんとなくそう言っていたという感覚で話すと、食い違いが起こります。

 

例えば、僕は先ほど「ホリエモンさんとヨビノリのたくみさん」の議論が「不毛」である趣旨を書きました。

しかし、動画の何分ごろのどの発言か引用していません。

 

これは、数か月前にこの動画を観た後の現在の感想にすぎません。

もしかしたら、不毛な議論ではないかもです。

もしそうなら、僕の主張は間違っているし、ホリエモンさんやヨビノリのたくみさんに失礼です。

そうならないように、必ず引用しましょう!!!

(この動画の批判はまたいつか記事にします。)

 

さらに、引用するときは、一字一句間違えてはいけません!

少しでも間違えると、他の箇所も間違えている可能性があると相手に思われるからです。

 

ただ、相手と面と向かって話しているときは、正確に引用することは難しいので、「あなたは○○と言っていたけど正しいですか?」などと確認するようにしましょう。

 

3.2.反論するときは根拠を言おう!

批判するときは「人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘」します。

これが「反論」です。

このときに必ず根拠を言ってください。

根拠がなければ、なんとでも言えます。

さらに相手に失礼です!

 

例えば、あなたが殺人の疑いで警察に捕まったとしましょう。

(そんなことはまずないですが。笑)

あなたは無実を主張しますが、警察は「おまえが人を殺したんだ!」と言います。

つまり、警察はここで「反論」しているわけです。

 

しかし、何の証拠もなく反論しているなら、あなたはどう思いますか?

凶器も、指紋も、目撃情報も無かったとしたら?

 

あなたは納得いかないでしょうし、失礼ですよね。

 

このように、反論するときは、必ず根拠を言ってください。

 

また、反論するときは、相手の核心を突く点を狙ってください。

言葉尻を指摘してもあまり意味はないので、相手が何も言えなくなるように、相手の主張の根幹部分をなるべく反論するのがおすすめです!

 

3.3.必ず代案を提案すべし

批判するときは、反論だけで終わってはいけません!

かならず代案を提案してください!!!

 

これは重要なことなので、もう一度言います。笑

批判するときは必ず代案が必要です!!!

 

いくら欠点があっても、ほかに良い案が無ければ、その案を選択しなければなりません。

 

例えば、文化祭の出し物で、お化け屋敷の案だけ出されました。

「お化け屋敷は子供っぽい!ありきたり!」などいくつか欠点はあるでしょう。

しかし、何か出し物は出さなければなりません。

お化け屋敷に欠点があったとしても、他に案がなければ、お化け屋敷に決定します。

お化け屋敷が嫌ならば、メイド喫茶など他の案を出して、より良い案だと示す必要があります。

(今年は自分たちのクラスは何も出さないという案もアリです。その場合も、お化け屋敷よりも良い案だと示す必要があります。)

 

欠点を指摘するのは簡単です。

多くの人はここまでしかしません!

しかし、どれだけ欠点があっても、出された案の中で一番良ければ、その案を採用しなければなりません。

なので、必ず代案を出してください。



4.批判のデメリット

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(Photo by Afif Kusuma on Unsplash

残念ながら、批判することは良いことばかりではありません!!

なんならデメリットの方が大きいです(笑)

ここまで説明してきて、なんだと思ったかもしれません。

しかし、しっかりと注意すれば防げますので、以下を注意深く読んで気を付けてくださいm(__)m

 

4.1.仲が悪くなることも

僕は今までたくさんの人と議論して仲が悪くなりました(~_~;)

 

僕は相手を傷つけようとは思っていないのですが、世の中の多くの人は否定されるのが嫌なようです。

言葉遣いに気を付けたり、相手を直接的に否定しないような言い方をした方がいいです。

(これについてはまた記事にします。)

 

また、こてんぱんに批判してはいけません。

自分が正しくても、ある程度負けて、相手にを持たせましょう。

 

これに関して、良い本があったので、ぜひ読んでください。

この本はまさに、現代の「孫子の兵法」です。 

www.amazon.co.jp

 

4.2.世の中の問題点が気になり始める

批判の仕方を覚えると、自分の周りの問題点が気になり始めます、、、

気になって解決に動いても、人を変えるのは難しく、なかなか思うように改善しません。

 

僕は大学1年生のころに、下の章で紹介する本を読んで、批判の仕方を学びました。

そうすると、今まで気にしてなかったことが気になり始めました。

 

例えば、図書館で私語が禁止されているのに私語している人がいたり、先生が授業に遅刻したことが気になり始めました。

そして、図書館のスタッフや先生を批判しました。

 

しかし、相手を説得するのに時間がかかるうえに、たいして改善が見られませんでした。

(僕が大学生の時に交渉したことは、また記事にするつもりです。)

 

結局気にしなければいいんだと判断しました。

(あらゆることを気にしなければ気が楽です。しかし、それでは世の中は改善しません。自分が一番重要だと思う点については、批判して改善して欲しいです。

 

このように、批判できる自分と気にしない自分を共存させると気持ちが楽になります。

もし、こういう症状に陥ったら、この方法がオススメです!!



5.もっと知りたい方へ

今回、批判について簡単に説明しました。

さらに詳しいことは本に書いてあるので、ぜひ読んでみてください。

 

僕は議論について15冊くらいしか読んでないですが、その中で良かった本を2点紹介します。

 

①『議論は、なぜ要るのか』

僕が世の中で一番賢い人だと思っている宇佐美寛さんが書いた本です。

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②反論の技術―その意義と訓練方法

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多分この本ですが、反論の仕方が丁寧に書かれていました。

(6年ほど前に読んだので忘れてしまいました、、、)

他の著者の本も読んだんですが、香西秀信さんの本は良かったです。

Amazonで調べると、この人の本の中で良さげなのが数冊あるので、一度読んでみて書き足します。



6.批判はなるべくしてはいけない?

ここまででわかったように、批判には大きなメリットがありますが、大きなデメリットもあります。

言うなれば、批判は諸刃の剣です。

 

しっかりと状況を判断して、批判してください。

なるべく日常の対人関係では、批判しない方が良いです。

 

みなさんは幕末に活躍した江藤新平を知っていますか?

司馬遼太郎の作品で彼を主人公とした本があります。

彼は日頃よく批判しますが、それゆえ人望が薄いです。

分厚い本なので、時間がある方だけ読んでみてください。

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7.さいごに

批判に対して悪いイメージを持つ人は多いです。

しかし、メリットもあるので、多くの人に批判の仕方を覚えて欲しいです。

なんなら、世の中を批判して、改善してくれる人が増えたら嬉しいです!

 

ちなみに、僕は批判されるのが大好きです!笑

よかったら、この記事をぜひ批判してくださいm(__)m